smdEDでADPCM使う際のテク

smdEd内蔵のADPCMエンコーダを用いる(つまり、mmf生成時にwavファイルを直接指定する)方法 だと、音質がかなり劣化してしまいます。そこで、 YAMAHAのMA2TOOLで一旦エンコードし、そっからADPCMデータだけ抜き取って それをmmf生成時に指定することで音質を向上させることができます(サイズは変化しません)。


純粋なADPCMデータを作る

(1) WavePaseriなどの有名なソフトを使って、ADPCM化したいwavファイルを 編集(短くしたり、エコーかけたり、音量調整したり)して最適化した後、 8.000Hz/16ビット/モノラルに変換して保存する。例えば、ここではsnare.wavとする

(2) sample.midをDLしてHDに保存してください。

(3)MA2TOOLを起動して、smaple.mid を読み込みます。

(4) snare.wavをMA2TOOLダイアログ(画面)にドラッグアンドドロップする。 すると、ADPCMのところにそのファイル名が表示される。


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(5) 上のようになりましたね?
ここで、4kHzに落としたい時はチェックボックスにチェックを入れておきましょう。
さて、CONVERTボタンを押してください。

(6) 次に出てくる画面(Contents Info.入力)で、CopyStatusのところを必ず0にします。 それ以外は無視して[OK]ボタンを押忍!

(7) メニューのFileんとこから、Save As SMAFを選択して、ファイルを保存します。例えば、snare.mmfとします。

(8) こっからがちょっとしたテクです。 Puc.さんのホムペからADPCM cutterというソフトをDL してインストールして起動してください。

(9) snare.mmfをADPCM Cutter画面にドラッグアンドドロップします。すると、 同一ディレクトリにsnare1.AP8というファイルができます。 (4kHzに落としてる時はsnare1.AP4になります。) これが、ADPCMデータです。  こんなかんじで、私はsnareL.AP8、bussdrum.AP8、handclap.AP8・・・などを作って ライブラリ化してます。必要に応じてそれらを使うわけです。


あとは、いつもADPCM入りmmfを作る場合と同じです。 [ファイル]→[オプション]→[mmf]の項で、「17ch以降をADPCMとして出力する」に チェックを入れておけば、ch17以降で打ち込んでる音符はADPCM再生に対応します。 保存時に、ADPCMファイル指定の画面が出てくるので、「ファイルの種類」は「ADPCM data(*.*)」 のままで、先ほど作ったsnare.AP8を指定します。 wavを指定する場合はここで「ファイルの種類」を「Wave(*.wav)」にしてましたよねっ?

あ、あと注意すべきなのは保存したADPCMデータのサンプリング周波数が、8kHzか4kHzかに応じて、 [ファイル]→[オプション]→[保存・読み込み形式]の項でチェック項目をかえなければいけません。

MA2TOOLで着ボイスmmfファイルを作って、そのデータを直接ADPCMとして指定できる方法もありますが、 ファイルサイズが何十バイトか消費してしまうので止めておきましょう。最後に、 上記2つの方法でSMAF WAVEを生成した場合の音質の違いを聞き比べてみてください。

内蔵エンコーダを使って作った場合
このめんどくさいテクニックを使った場合