4OP8和音モード
着メロを作る時に8和音にすると4OP音色、16和音にすると2OP音色が使えることはもう既にご存知だと思います。このOP(オペレータ)の数が和音数によって変わるのは、携帯電話に実装されているFM音源「MA2」の音を作り出すオペレータというものが32個ある、ということに起因します。

さてここで、8和音音色は1音色につきオペレータ4つ、16和音音色は1音色につきオペレータ2つを消費しますよね。実は、8和音音色と16和音音色をうまく組み合わせて消費オペレータ数を32以内に収めることができれば、8和音音色と16和音音色を混在させることができるのです。もちろん、8和音音色だけ使うこともできますし、従来通り16和音音色だけ、というのもありです。しかし、混在させることによって和音数(同時発音数)は変わってきます。

4OP 2OP 和音数
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 8  0  8和音
 7  2  9和音
 6  4 10和音
 5  6 11和音
 4  8 12和音
 3 10 13和音
 2 12 14和音
 1 14 15和音
 0 16 16和音
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という感じです。でも、これで4OP音色が使えるぞ!と早まってはいけません。4OP音色を使うとなると、ちょっとしたテクニックが必要になってきます。それをここでは説明します。じっくり目を通してください。

音色指定段階
音色指定はI0〜I15までありますが、4OP音色は2OP音色より先に定義しなければならず、4OP音色を定義した音色番号をxとすると、(x+4)番目の音色番号は定義できなくなります。よく分からないと思うので、例を見てみましょう。4OP音色は音色IDの末尾にoがついています。

I0[100o]
I1[57o]

とすると、I4とI5では音色定義をしてはいけないことになります。さらに、

I0[100o]
I1[57o]
I2[33o]
I3[59o]

と定義したとします。するとI4,5,6,7は使用不可なのでさらに音色を使う場合は、

I8[127o]
I9[180o]
I10[200o]
I11[0o]

となり、つまり、8和音着メロはI0〜I3、I8〜I11に音色設定をすることで発音することができるわけです。さて、4OP音色と2OP音色の混在方法を紹介します。基本的に4OP音色をいくつか定義して、まだ空いている音色番号に2OP音色をうめていく、という感じになります。

I0[100o]
I1[57o]

とすると、空いているのはI2,3,6〜15ですから、そこに2OP音色を定義します。さらに、

I0[100o]
I1[57o]
I2[33o]
I3[59o]
I8[127o]

とするとI5,6,7,8とI12が使用不可ですから、空いているのは、I9〜11, 13〜15ですね?まぁ、こういう感じで音色定義をしていきます。大変です。。。

パート構成段階
実は、この「4OPを先に定義し、4OPでx番のボイススロットを確保すると(x+4)番目も使えなくなる」という法則は、パート指定の時も同様に考慮しなければなりません(汗)

I0[100o]
I1[57o]
I2[0]

0[I0 O4ABC]
1[I1 O3ABC]

2[I2 CCC]
3[I2 EEE]
6[I2 GGG]

この例は、4OP音色I0とI1をパート0,1に設定し、2OP音色I2をパート2,3,6に設定してる場合です。パート4,5は自動的に使えなくなるので、パート6になってるわけです。さて、ここでまだ問題があります。それはパート中での音色変更です。一番最初にIコマンドで設定した音色が4OP音色だったら、そのパート中では4OP音色にしか音色変更できません。例えば、

I0[100o]
I1[57o]
I2[0]

0[I0ABC I1DEF]
1[I0GGG I2AAA]

これは、パート0は4OP→4OPの音色変更なので正しいですが、パート1では4OP→2OPに音色変更しているのでNGです。


まとめ
「4OP音色は先に定義し、余ったボイススロットに2OP音色を定義していく。」これが基本です。そして、4OP音色を設定できる音色番号はI0〜I3、I8〜I11、パートは0〜3、8〜11になります…。

8和音音色を使うと音色に深みが出てよいのですが、いくつかの制限事項を紹介しました。SMMLではこれらの制限事項をちゃんとみたした記述になっているか文法チェックを行ってないので、8和音音色を混在させる時はユーザ自身で気をつけなければなりません。なので、むやみに8和音音色を使うのはやめましょう(笑)