設定関係

設定関係のコマンドでは、発音前に発音に関する各種設定情報を指定します。設定した情報は次に変更が加えられるまで保持されます。

休符 (R)
オクターブ指定 (O)
音長指定 (L)
テンポ指定 (T)
スラーオン/オフ (S)
音色指定 (I)
ボリューム (V)
エクスプレッション (X)
モジュレーション(M)
パンポット(P)
パート変数($)

休符
【記号】R
【引数】音長式
【解説】発音前の休符(Rest)を指定します。音長式を省略した場合はLコマンドで設定した音長が適用されます。
【例】
R4 4分休符
R4. 符点4分休符
R1/3 全音符÷3

オクターブ指定
【記号】O
【引数】-1〜9
【解説】発音する音のオクターブ(Octave)を設定します。オクターブ領域は約11で、O-1C〜O9Gの128音階を指定できます。ピアノでいう真ん中のドはO4Cになり、初期値は4となっています。設定方法はオクターブを直接指定する絶対指定と現在のオクターブからどれだけ上下させるかの相対指定があります。絶対指定のO-1と相対指定のO-とは意味が違うので注意!
【例】
O3 3に設定
O+ 1つ上げる
O- 1つ下げる
O+2 2つ上げる

4[CDEFGABO+C]
これはO4から始まり、ドレミファソラシド〜と発音されます。最後のドがO5ですね!

音色指定
【記号】I
【引数】0〜15
【解説】発音する音の音色(Instrument)の音色リストナンバーを指定します。環境設定のIタグで指定した音色ナンバーを使用します。
【例】
I0[0] %ピアノ
I1[41] %ビオラ
0[I0 CDE I1 EDC]

この例では、ピアノとビオラの音色を環境設定で定義しているので、曲中(パート0)では、音色I0(ピアノ)でドレミと鳴り、音色I1(ビオラ)でミレドと発音します。定義していない音色を使用すると音が出ません。また、同一パート内で8和音音色から16和音音色への変更、またその逆への変更はYAMAHAにより禁止されています。

音長指定
【記号】L
【引数】音長式
【解説】音階指定の音長省略時に使う音長(Length)を設定します。
【例】
L4 4分音符
L1*2 全音符*2
L1+2. 全音符+付点2分音符

テンポ指定
【記号】T
【引数】60〜800
【解説】そのパートのテンポ(Tempo)を変更します。
【例】
2[
 N0 O3 V30 L4
 CDE T240
 CDE
]
この例では始めはデフォルトのテンポ=120で発音し、その後2倍速テンポ=240でドレミと発音します。ただし曲の途中で曲全体のテンポを変えたい場合はすべてのパートでTコマンドを使用する必要があります。

スラー
【記号】S
【引数】0,1
【解説】S1で以降の音符に全てスラーがかかります。S0でOFFになります。初期値は0(OFF)
【例】
CDE S1 EFG S0 ABC

最初のドレミはスラーOFF、S1でスラーONになりミファソと発音します。その後S0でドレミと発音します。

ボリューム
【記号】V
【引数】(+-)0〜127
【解説】パート音量を設定します。パート設定の一番最初に1回だけ記述するのが普通です。通常は50〜80が適当。バスドラやハイハットオープンなど聞こえにくい音だけ最大音量(127)を使うといいです。ピアノのような元々大きい音の音色に最大音量を指定するとスピーカー破損の可能性があるので注意が必要です。
【例】
V90 強い
V60 通常
V30 弱い

エクスプレッション
【記号】X
【引数】(+-)0〜127
【解説】パート内で旋律に強弱をつけるために使用してください。±を使った相対指定も可能ですが、0〜127の値の範囲になるようにしましょう。最終的な音量の計算式はマスターボリュームも加えて、V*(X/127)*(MV/127)となります。パート内での音の強弱にXコマンド、全パートの相対的な音量設定にVコマンド、トラック全体の音量設定にMVを使うと、音量調整がしやすくなるという利点があります。例を見てみましょう。
【例】
0[V70 X40 ABC X90 DEF]
1[V80 GGG]

例えば、パート0は音量70ですが、X40でちょっと弱めにABCと発音し、X90でちょっと強くなってDEFと発音されます。もし、パート0が音量が小さすぎると思ったら、

0[V90 X40 ABC X90 DEF]
1[V80 GGG]

とすれば、パート0内での音の強弱は変わりませんが、パート0全体の音量は上がります。今度はトラック全体が音量が小さすぎるかな、と思ったらマスターボリュームを使って、

$[MV127]
0[V90 X40 ABC X90 DEF]
1[V80 GGG]

としてやれば着メロ全体の音量が上がります。(MVの初期値は100になっています)

パンポット
【記号】P
【引数】(+-)0〜127
【解説】ステレオ音場位置を設定します。0〜64〜127で左〜中央〜右に対応しています。SH51などのステレオ機では立体的な音響効果を与えることができます。

【例】
0[P0N0V60 CDEP100GGG]

P0により、CDEは左スピーカーで発音されてるように聞こえますが、P100によってステレオ音場が右よりに移行しGGGと発音します。

モジュレーション
【記号】M
【引数】(+-)0〜127
【解説】音の震えの度合いです。M0でOFFになります。オリジナル音色のエフェクト周波数, ビブラート設定(ON)と併用して強弱をつけます。
【例】
3[M20CDEM0CDE]

最初のCDEはモジュレーションをかけてホワワワワ〜ンと揺らいだ感じで発音します。その後、M0でモジュレーションはOFFになってるので通常の音色通りに発音されます。

パート変数
【記号】$
【解説】設定可能な環境変数はこちら